2.業者の電話営業に安易にひっかかってしまった
「どうしたものか」と考えあぐねていた竹田先生のところに、ホームページ制作業者から営業ファクシミリが流れてきて、読んでいるとすぐに電話がかかってきました。ちょっと興味がありそうな態度を見せると、若い営業マンが救急車よりも速くすっ飛んできました。
いろいろ話を聞いてみると、コンテンツは制作会社の方で勝手に作ってくれるので写真に写る以外何もしなくていいし、月々5,000円弱で毎月の更新も独自のアクセス解析も、SEO対策も、モバイルサイトも入っているということで、悪くなさそうだし、営業マン君も情熱的な感じだし、忙しいというか何だかめんどくさいので、「ここに頼もう」と安易に決めてしまいました。
↑ちょっと待ってください! 他の制作業者と比較したり、条件をよく確認した方がいいですよ。
「写真があって字があって、ネットに載っていればどんなホームページでも同じだ」と思われるかもしれませんが、「ちゃんと上位表示される.良いコンテンツのホームページ」ができなければ意味がないんです。
よくお考えいただきたいのは、よいホームページ制作業者と悪い業者の区別なんか素人には簡単にはつかないということです。だからもし「ホームページが重要だ」と思われるのであれば、すぐに決めてしまうのではなくて、その制作会社がどんなホームページを作っているか、「診療科名+地域名」で検索して何位くらいに表示されているかくらいは確認したほうがよいでしょう。
営業マン君のイメージがいくら良くても、彼は営業するだけの人であって、契約さえしてしまえば仕事は終わりで、実際にホームページを作るのは別の人です。だから先生ご自身でサンプルを確認する必要があるのです。
また契約期間が長期間固定されていないかどうかも確認が必要です。当社がドクターから聞いたケースでは、新規開業時に本院サイト、症状サイト、漫画サイトの3つのホームページを5年縛り600万円で契約して作成したものの、検索してもまったく出てこないので、ホームページを見て来患した人はゼロという事例もありました。
営業マンの熱意で判断するのではなく、その制作会社がちゃんとした医療ホームページを作っているかどうかを冷静に見極めるべきでしょう。
3.いざ、ホームページができてみると、あまりにも質が低い!
「全部おまかせ5年縛りコース」でホームページ制作を依頼してしまった竹田先生、営業マン君が写真を撮っただけで、しばらくすると「ホームページができ上がった」と連絡がありました。アクセスしてみると、確かに竹田先生のクリニックが見れるようになっています。でもなんか変だな……
↑医療ホームページを作った経験が少ない業者に頼んだ場合、思わぬ失敗をすることがあります。
例えば、トップページを見てみると、診療科名を書いていないといったケースは少なくありません。医療において重要なポイントを知らないので情報を落としてしまうのです。
医療ホームページ専門制作会社に頼んでも、文章が稚拙だったり、敬語の使い方が全然まちがっているケースが少なくありません。医療機関としての信用に関わることです。
それから多いのが、院内の写真に人が全然写っていないホームページです。クリニックを開業したときに撮影した、人のいない寒々とした待合室や診療室などの写真では、温かみが感じられません。撮影の手間をかけなければ安心感のあるホームページはできないのです。
また、ドクターにインタビューをせずに作っているので、どこかよそよそしい、オリジナリティーのない文章が掲載されているケースも少なくありません。中には、同じ文章を使い回してホームページを作っている業者もあります。そんなことで、地域の皆様にドクターの医療にかける想いが伝わるでしょうか?
患者さんを集めたいのなら、「当院では患者さまのことを第一に考えて診療にあたっていますよ」と、ホームページを通してしっかり読者に伝えるべきです。患者さんは必ず複数の医院のホームページを見比べていますから、業者任せで当たり障りのないホームページを作っていたのでは、患者さんは隣のクリニックにあっさり流れて行ってしまいます。
クリニック・診療所・医院の新規患者、集患増患の
医療ホームページ製作作成 ウェブサイト制作会社
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