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製薬会社MR向け講演会/「クリニックホームページ」の裏表

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Dクリニック

Dクリニックさんのホームページは大手制作業者が作っています。
唯一評価できるのは、「性病科」で2位になっていることです。このホームページは2006年に作っているので、ドメインエイジが古いとある程度有利なんですよね。
ただ、ここはそもそも泌尿器科なんですよ。性病科が意味しているのはED薬のことなんです。「泌尿器科」や「前立腺肥大」のキーワードでは、全く検索結果には出てきません。ということは、このクリニックの周辺の人は看板で見ているので泌尿器科の病気にかかりに来ますが、それ以外の泌尿器科の患者さんを取りこぼしているということになります。クリニックの看板を直接見ていない人でも、泌尿器科で検索する潜在患者がいるんです。それを狙わないと。

それで、トップページのファーストビューを開けてみると、後から修正したED薬の文字が大きくはみ出していて、そのおかげで「性病科」で2位に表示されるようにはなったけれども、見てくれがよくないですよね。これは、ドクターが自分で後で付け加えられてるんです。制作会社が対応してくれないから。
制作会社では、診療日や住所電話番号といった基本情報しか作っていないわけです。で、なんとかしなきゃいけないのでドクターがやむにやまれずに後で修正を加えたということなんでしょう。

それから、このホームページのいちばん下の段にも、制作会社へのリンクが貼ってありますね。

集患できる医療ホームページの4要素

当社は、医療ホームページの無料診断を200件くらいやっています。そのクライテリアで行くと、このDクリニックのホームページの集患性は、38点と評価されます。
集患できる医療ホームページに必要なものは何か。それには4つの要素があります。
まずコンテンツの専門性。患者さんが知りたい点について、情報を可不足なく提供する必要があります。
それから共感性。テキストの中身が読者の心に伝わって、「このクリニックにかかったら治りそうだな」と思ってもらえなければ患者さんには来てもらえないわけです。当たり前のことですよね。
それからデザインの観点では、安心感を伝えることです。枠から字がはみ出してたら、そりゃ安心感はないですよ。
それに加えてSEOで上位表示されるという4つの要素が揃って初めて、読者にインパクトを与えて、「じゃあかかりに行こうかな」という気持ちにさせる。そうやって医療ホームページは集患力を発揮するんです。

もちろんドクターは自分の医療技術に自信がありますから、「ホームページなんかどんなんでも良い」と思ってるんです。それは頼もしいことだと思います。だけどそこは一歩身を引いて、患者目線になって、客観的に自分のクリニックのホームページを見ていただく必要があるんです。
「本当にこれでいいのかなあ」と。
集患のための条件をすべて満たす医療ホームページを作るためには、かなり高度なテクニックが必要なんです。当社はあらゆるノウハウを蓄積していますから、どんなケースでも対応可能ですし、結果を出しています。
逆に言うと、集患に寄与しない機能は余計だと思っているほどです。SSL対応の問い合わせフォームなんて作ったって、無料の医療相談に追われることになるだけで、集患には結びつきません。問い合わせた人も、かかりに行くのは近所のクリニックにかかるんです。無料相談マニアもいるくらいですから、くたびれ損の骨折り儲けです。

患者さん向けに優れたホームページを作っておけば、それはリクルーティングにも使えるし、またマスコミの取材を呼び込むことにもつながります。
集めたい症例の患者さんを増やして医療機器の回転をよくすることもできるし、出したい薬を出せるようにもなります。治験の患者を集めているクリニックもあります。医療ホームページとはそのように、医療経営の武器になるものなんですよ。